アートクレイシルバー | ![]() |
初めてアートクレイシルバーをやる方
どうすればいいか全く分からない
やってみたけど失敗した
こんなときどうすればよいのか・・・
よく聞く質問をまとめてみました
収縮率 | アートクレイの収縮率は約10%といわれています ただ、作品の大きさや厚さ、または焼成条件などで、多少の変化はあります 電気炉以外での焼成の場合、多少収縮率にもばらつきがあるようです 指輪を作るときは、通常サイズで3号、粘土を沢山使用した場合5号程大きめに作ります |
家での焼成 | 電気炉がなければ焼成出来ないというわけではありません 電気炉よりも安価な、ガスコンロや電子レンジで出来る焼成道具もあります ただ、電子レンジでの焼成は、温度調整が難しいと聞きます ガスコンロでの焼成はそんなに大変ではないようですが、あまり大きい作品や、 合成石やガラスを入れた作品、コルク粘土を使用した中空作品は出来ません |
保存方法 | 1袋使用しないであまった粘土をそのままにしておくと乾燥して硬くなっちゃいます あまった粘土は、すぐにラップなどで包んでチャック付きのビニールなどにしまいましょう 650の外袋はチャック付きになっているからラップに包んだら元に戻しましょう ラップに包んだ後、さらにウェットティッシュで包んでから袋に入れると、かなり乾燥を防げます すでに乾燥しているようなら、ラップで包む前に少し水分を補充しておけば、 次に使う時までには柔らかくなってますよ |
削りカス | アートクレイシルバーって安くはないですよね そこで、乾燥状態の物を削った削りカスも再利用しましょう 紙ヤスリ、スポンジ研磨材などで削った物は、研磨剤が混ざってしまうので 再利用は不可能ですが、ステンレスのヤスリで削った物はペーストに戻せます 削る時に、ステンレスヤスリで削った粉と紙ヤスリやスポンジ研磨材の粉は 混ざらないように分けておきましょう ステンレスヤスリの粉は、小さな蓋付き容器に入れて水分を足してあげればペーストに 沢山粉があるようなら、水分量を上手く調節して粘土にする事も可能ですよ ただ、混ざり物が入らないように気をつけましょう |
乾燥しちゃった | あまった粘土をちゃんと保管してたのに乾燥しちゃった場合 もう一度粘土に水分を足してラップに包んでおきましょう 水分が浸透して適度な柔らかさに戻るまで繰り返します 反対に水分を入れすぎた場合は、少し乾燥させます 長時間保管するようであれば、ラップの外側にウェットティッシュなどを巻いてから チャック付きビニールにしまえば、ラップで包んだだけの時よりは長持ちします |
乾燥状態が壊れた | 焼成前の状態の物が割れてしまった場合、まずは慌てないで割れたものをよく見ましょう 2分割、3分割程度で済んでいるのならまだ直る可能性はあります あまっている粘土に水分を少し含ませて、ちょっと固めのペースト状にした物で 割れた面に塗って元通りにつけてあげれば直ります その時、少し多めにペーストをつけてあげることと、接着面だけでなく 接着面のまわりにも少しペーストを塗ってあげると補強も出来ます よく乾燥させてから、接着面のはみ出したペーストを削ってあげれば元通り ただ、一度でも割れたところは、他の部分に比べて若干強度が弱くなります |
焼成したものが壊れた | 焼いて磨いたのに、つけていたら割れちゃった 大概、割れるのは指輪などの接着や、乾燥状態の時に割れてペーストで接着した所 もともと他の部分よりも強度がない為に、何かの拍子で割れる事があります 一応アートクレイの油性ペーストというものでの修復は可能です しかし、焼成温度がアートクレイシルバーと異なる為、電気炉での焼成しか出来ません |
合成石 | アートクレイシルバーでは、一緒に焼ける合成石というものがあります この合成石を入れるとき、あまり浅く埋め込むだけだと焼成後に外れてしまいます 合成石の一番横幅が広い部分が、確実に作品の表面より下に入っていないと、 焼成して縮んだ際に外れる原因となります また、ガラスや陶器の欠片などとも組み合わせて焼く事が出来ます ただ、こちらは電気炉での焼成をお勧めします |
失敗談 | |
乾燥不足 | アートクレイシルバーの失敗としてよくあげられるのが、この乾燥不足 水分が入った状態で焼成した場合、一気に高温になった水分が外に出ようとして 内側から爆発したようなヒビが入ってしまいます 厚い作品などの場合、乾燥はかなり丁寧にやる事をお勧めします |
変形 | 平らな物を作っていたのに焼きあがったら曲がってしまった、反り返ってしまった また、カーブさせていた作品なのに焼成したらカーブが少し平らになってしまった ガスコンロや電子レンジでの焼成では焼成する時にカウオールブランケットを使用できません 電気炉での焼成の場合、カーブさせる作品に対してはカウオールブランケットを使用することで 焼成後の変形を少し防ぐ事が出来ます このカウオールブランケットとは、電気炉で焼いても焼けない綿の事 焼く前にカーブ部分などにカウオールブランケットを当てておけば、焼き上がった後も その形が崩れる事はありません 平らにしたい場合や少し形を変えたいとき 焼成後、反り返ってしまった物は叩いて直すしかありません 無理やり叩いても折れる可能性があるので、注意 焼成してさめた状態の物を平らな木の板などの上に置き木槌でゆっくりと叩きます あまり一気に叩かないように ある程度叩いたら、また電気炉やバーナーで熱を加える この熱を加えることを、「なます」といいます よくなました銀は、通常の時よりも柔らかくなりますが、叩いたり磨いたり時間がたつと 再び硬くなっていきます 柔らかい状態の時にゆっくりと形を整えてあげれば、多少の変形は直せます ただ、あくまでも少しずつやる事 折れそうな場合は無理やり変形させない方がいいですよ リングのサイズを少し大きくする直す時なども、1度なましてからやってあげると綺麗に直ります |